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法律記事MONOLITH LAW MAGAZINE

風評被害対策

婚活サロンCompass(コンパス)の口コミの削除方法とは

風評被害対策

婚活サロンCompass(コンパス)の口コミの削除方法とは

婚活サロンCompass(コンパス)とは、全国の結婚相談所を探したり、料金を比較したり、婚活相談をしたりすることができる結婚相談所の評判・口コミ情報サイトです。婚活サロンCompass(コンパス)には、結婚相談所の口コミを投稿することもできます。口コミを見て気になる結婚相談所があれば、資料請求をすることもできます。その口コミの中には、例えば「スタッフAの態度がとても失礼だった。3回離婚してるらしい」「入会時には説明のなかった追加料金が多く、予想よりかなり高い料金がかかった」といったネガティブな口コミが書き込まれてしまう場合があります。そのような場合には、Googleなどの検索エンジンや婚活サロンCompass(コンパス)内で結婚相談所を探しているユーザーが、ネガティブな口コミを目にするリスクがあります。 婚活サロンCompass コンパスにネガティブな口コミが投稿されている場合、このような口コミの削除を依頼するなどの対応は可能なのでしょうか。また、弁護士へ相談した方がよいのはどのようなケースでしょうか。

婚活サロンCompass(コンパス)とは

婚活サロンCompass(コンパス)では、キーワードやエリアで結婚相談所を探したり、結婚相談所の料金を比較したり、婚活に関する相談をしたりすることができます。また、結婚相談所の口コミを書き込んだり、口コミを読んだりすることもできます。
婚活サロンCompass(コンパス)に結婚相談所のネガティブな口コミが書き込まれた場合、Googleなどの検索エンジンや婚活サロンCompass(コンパス)で結婚相談所を検索しているユーザーがそれらの口コミを見て、その結婚相談所への申し込みをためらってしまうかもしれないという可能性があります。

婚活サロンCompass(コンパス)に投稿されるネガティブな口コミとは

婚活サロンCompass(コンパス) でのネガティブな口コミ例を挙げていきます。

婚活サロンCompass(コンパス)で結婚相談所を検索すると、結婚相談所の「入会前・入会後のギャップ」「料金・コスパについて」などについての口コミを確認することができます。それらの口コミの中には、誹謗中傷にあたると思われるようなネガティブな口コミがある場合もあります。婚活サロンCompass(コンパス)に投稿されるネガティブな口コミには、どのようなものがあるのでしょうか。以下に、考えられるネガティブな口コミの例を挙げます。

スタッフの態度がとても悪かったという口コミ

「スタッフAの態度がとても失礼だった。3回離婚してるらしい」といった口コミが書き込まれているケースです。スタッフの態度が悪かったとしたら、このような口コミを投稿されることもやむをえないのかもしれませんが、投稿者とスタッフとの間の行き違いによりそのような口コミが書き込まれてしまった可能性もあります。このようなネガティブな口コミにより、その結婚相談所は会員数の減少などの悪影響を被る可能性があります。

入会時説明のなかった追加料金が多いという口コミ

入会時には説明のなかった追加料金が多く、予想よりかなり高い料金がかかった」という口コミが投稿された場合です。このような口コミも、真実であれば結婚相談所を検討しているユーザーにとって役に立つ情報であるといえます。ただ、投稿者の思い違いなどにより、料金プランについての説明をしっかり行っているにもかかわらず、事前説明のない追加料金を取られてしまったと投稿者が認識している可能性も考えられます。こうしたケースで、「入会時には説明のなかった追加料金が多く、予想よりかなり高い料金がかかった」という口コミを投稿されてしまった場合、当該結婚相談所は、その口コミにより新規入会者数の減少などの損害を受ける可能性があります。

その他、根も葉もない誹謗中傷投稿や風評被害投稿など

婚活サロンCompass(コンパス)には、結婚相談所の満足度などの範疇を超えて、特定の結婚相談所やそのスタッフに対する誹謗中傷や風評被害にあたるような口コミが投稿される可能性もあります。こうした口コミは、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)などの匿名掲示板の誹謗中傷書き込みや風評被害書き込みと同様に削除されるべきでしょう。5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の書き込みの削除依頼の方法については、下記記事にて詳細に解説しています。

[blogcard url=”https://monolith-law.jp/reputation/deletionrequest-for-2chand5ch”]

婚活サロンCompass(コンパス)利用規約違反で通報する方法

事実無根の個人を特定しての誹謗中傷にあたると思われる投稿がある場合には、お問い合わせフォームから通報することができます。婚活サロンCompass(コンパス)「口コミの信頼性への取り組み」ページの下にお問い合わせフォームがあります。下の画像をご確認下さい。

婚活サロンCompass(コンパス)通報ボタンページより抜粋

上記の画像のお問い合わせフォームボタンを押すと、以下のGoogleフォームが立ち上がり、お問い合わせ内容を記載して送信することができます。

婚活サロンCompass(コンパス)お問い合わせフォーム画面より

婚活サロンCompass(コンパス)利用規約第8条の禁止事項は、以下の通りです。

婚活サロンCompass(コンパス)利用規約第8条 より

この利用規約によれば、上記の例の「スタッフAの態度がとても失礼だった。3回離婚してるらしい」といった口コミは、「第三者のプライバシーを侵害する行為、又は侵害する恐れのある行為」にあたるとして報告することができるものと考えられます。

違法を理由として削除請求する場合の例

利用規約第8条の「当社、又は当社にサービスを提供する会員及び第三者の権利、又は他者の財産、プライバシー、名誉、肖像権を侵害する行為、又は侵害する恐れのある行為」については、名誉毀損(名誉権の侵害)を検討する必要があります。 名誉毀損の成立要件は、以下の三つです。

  • 公然と
  • 事実を摘示し
  • 人の名誉を毀損する

上記のように、「入会時には説明のなかった追加料金が多く、予想よりかなり高い料金がかかった」という口コミを投稿された場合であれば、

  • 「入会時には説明のなかった追加料金が多く、予想よりかなり高い料金がかかった」といった書き方は、具体的な意味内容であり、
  • 入会時に適切な説明をせずに、追加料金を請求する行為は法律上一定の規制を受けるものであり、そうした行為を行っている結婚相談所であると思われることは当該結婚相談所にとって不利益であるところ
  • 当該結婚相談所は、入会時に追加料金についての適切な説明を行っている

という主張をすることになります。ただし、たとえ名誉毀損の要件を満たしていたケースであっても、以下の条件を満たしている場合は、名誉毀損は成立しませんのでご注意ください。

  • 公共性がある
  • 公益性がある
  • 真実である又は真実相当性が認められる

上記の例だけでなく、その他の誹謗中傷口コミや風評被害口コミも同じく、名誉毀損に該当するかどうかの検討をする必要があります。ただ、こういった主張や法的な議論に基づく削除交渉は、法律に詳しくないと難しい場合もあります。豊富な知識を持つ弁護士へ相談することにより、スムーズ削除できるケースも多数あります。名誉毀損の成立要件については、下記記事にて詳細に解説しています。

[blogcard url=”https://monolith-law.jp/reputation/defamation”]

仮処分による削除

婚活サロンCompass(コンパス)の口コミは、仮処分という手続によっても削除することができます。

お問い合わせフォームから報告しても口コミが削除されなかった場合は、裁判所を通じて削除請求をしていきます。婚活サロンCompass(コンパス)の口コミは、訴訟手続によらなくても、仮処分という手続によっても削除することができます。訴訟は、円滑に進んだとしても3-12ヶ月程度かかることが多く、1年以上かかってしまう可能性もあります。一方、仮処分は、風評被害に詳しい弁護士へ相談すれば、依頼から削除まで2-3ヶ月ほどでできるケースが多いです。仮処分の流れは、以下の通りです。

  • 仮処分の申立て
  • 審尋(口頭弁論のような手続)
  • 担保金の納付
  • 仮処分命令の発令
  • 執行

仮処分の場合、法的な主張だけでなく、その主張を裏付ける証拠も必要です。例えば、上記の「入会時には説明のなかった追加料金が多く、予想よりかなり高い料金がかかった」と書き込まれたケースであれば、

  • 当該顧客に対する料金プランの説明書面
  • 当該顧客の入会同意書
  • 顧客の入会に関するマニュアル

などを証拠として提出し、「当該結婚相談所は、入会時に料金プランに関する適切な説明を行っており、説明のないまま追加料金を請求するといった行為は行っていない」という主張を行います。ただ、こうした主張やその立証は、弁護士へ依頼しないで行うのはなかなか難しいかもしれません。削除仮処分については、下記記事にて詳細に解説しています。

[blogcard url=”https://monolith-law.jp/reputation/provisional-disposition”]

仮処分による投稿者の特定

誹謗中傷や風評被害をもたらすようなたくさんの口コミが、長い間にわたって投稿されている場合は、弁護士に依頼して、発信者情報開示請求を行うことができます。発信者情報開示請求とは、プロバイダ責任制限法第4条1項に基づく手続です。この手続は、誹謗中傷口コミや風評被害口コミの投稿者のIPアドレス、氏名、住所などの情報の開示を請求するものです。
婚活サロンCompass(コンパス)の口コミは、運営事務局による事前審査を経てから公開されるため、あまりないかもしれませんが、特定の結婚相談所に何らかの恨みを持つ人物が、何の根拠もないデマや誹謗中傷にあたる口コミを投稿しているケースもないとは言い切れません。そのような場合には、投稿者のIPアドレスなどがわかれば、投稿者を特定することができます。発信者特定の手続は、以下の通りです。

コンテンツ・サービス・プロバイダへ情報開示請求

  • 発信者情報開示の仮処分申請
  • 経由プロバイダを特定
  • 経由プロバイダへ発信者情報消去禁止の仮処分申請
  • 発信者情報開示請求の訴訟
  • 裁判所の判決に基づき、発信者を特定

上記の手続を経て、投稿者を特定できた場合は、投稿者の特定に要した弁護士費用や慰謝料を投稿者に対して損害賠償請求することができます。発信者情報開示請求については、下記記事にて詳細に解説しています。

[blogcard url=”https://monolith-law.jp/reputation/disclosure-of-the-senders-information”]

まとめ

婚活サロンCompass (コンパス)は、結婚相談所を検索し、資料請求を行うこともできる便利なサイトですが、勘違いや悪意などに基づく誹謗中傷口コミや風評被害口コミが投稿される可能性もないとは言いきれません。そういった悪質な投稿に対しては、お問い合わせフォームによる報告をしたり、それでも削除されない場合は、裁判所を通しての削除請求や投稿者特定手続をしたりした方がよい場合もあります。名誉毀損などの法的な主張を弁護士へ依頼せずに単独で行うのは難易度が高いです。誹謗中傷口コミや風評被害口コミでお悩みの場合は、豊富なノウハウを持つ弁護士に相談することが大切であると言えます。

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