インタビュー

就職はパラリーガルか、法務部か。将来の選択に思案する法学部生インターン

インタビュー

就職はパラリーガルか、法務部か。将来の選択に思案する法学部生インターン

中央大学法学部3年生。2021年9月にモノリスにインターンとして入所し、弁護士の補助業務などを担当。パラリーガルもしくは企業法務を志望。

法律ガチ勢「じゃない」私にもぴったりの居場所

私は現在、大学の法学部法律学科に在籍しています。よく「法曹を目指すの?」と聞かれるのですが、法曹の道は最初から考えていなくて、一般企業の法務部員か法律事務所のパラリーガルを志望しています。法曹ではなく、裏方というかサポートする側を選んだ理由は、矢面に立つよりも裏方としてサポートするほうが自分に合っていると感じたからです。中学生のとき、生徒会に所属していましたが、そこで会長や先輩をサポートする役目を務めたことが楽しかった体験として印象に残っていること、これまでの学生生活を通しても一歩引いて状況を見つめることで周りの人を助けられることに喜びを感じている自分がいることに気づき、この道を目指そうと思いました。また、姉が難関資格取得を目指して昼夜もなく勉強していた姿をみて、わたしにはできないなと感じたこともひとつ大きな要因です。笑

モノリスには、法曹を目指しているインターン生ももちろん多いですが、私のようにパラリーガルや企業での法務部を目指している学生、そもそも法曹とは全く別の業界を志望している学生も多くいます。そして、そのような方たちが区別されることなく自らの能力を発揮できる環境がモノリスにはあるなと思います。

インタビューの様子

インターン生でも、パラリーガルでも、クライアントの悩みに直接アプローチできる

現在私が行っている業務は、オウンドメディア「MONOLITH MAGAZINE」に掲載する法律記事のリライト、契約書等の郵送業務、リスティング広告の除外申請などです。特にリスティング広告の除外申請については、中心メンバーとして任せていただいています。(※リスティング広告の除外申請とは、Google等の検索エンジンで自社名や自社商材名を検索した際に別の会社や商品の広告が表示されてしまう、といういわゆる「リスティング汚染」について、IT知識と法律知識を組み合わせ、適切な相手方に適切な方法で削除を求める一連の業務を言います。) 

初めの頃は、既に完成している通知書を送るといった単純作業だけでしたが、今ではリスト作りや送付先の管理、通知書のドラフト作成など、徐々に任せていただける範囲が広がりました。弁護士の先生から「雛形を元に、ここの論点だけこうなっているものを作成してみてください」という指示のもと作業してみたところ、成果物を褒めていただき、少しずつだけど確実にステップアップしているなと実感しました。

また、パラリーガルは直接的にクライアントの事業に関わることがほとんどない、弁護士以外のメンバーとのコミュニケーションが少ないなどといった印象があったのですが、モノリスはほかと異なる気がします。リスティング汚染はまさにクライアントの「困りごと」です。その課題に対し、インターンでありながら中心メンバーとしてサポートしている実感があります。また、モノリス自体が「弁護士 – パラリーガル」の一元的な組織ではなく、弁護士・パラリーガル・ITコンサル・広報が複合的に絡んで一つのプロジェクトを推進している事業体なので、その中である一つの役割を担っていると思うととてもやりがいがあり、同時に責任を感じます。他部署との連携については、特に私が行っている業務は事務手続と技術的な側面の双方が求められるものとなっており、「パラリーガルの立場で、ITコンサルチームと連携して一つのプロジェクトを行う」という経験はとても面白く、技術的にも社会的にも勉強になることばかりです。

実際の案件に触れることで、パラリーガルの「イメージ」と「現実」の擦り合わせができた

モノリスでこういう仕事を経験したい、という思いがある方はもちろんですが、進路に迷っている方にこそおすすめしたいです。モノリスには、パラリーガル・ITコンサル・広報と様々な職種があるので、「これが楽しい・向いている」という業務に必ず出会えると思います。適材適所の採用と業務分担をしているので、思わぬポジションや業務を依頼されることもあり、意外な発見に繋がるかもしれません。

ちなみに、インターン生の中には、法曹の道に進むか迷っている中でモノリスの門を叩き、入所後一か月ほどで「業務を通して法曹が私に向いていると思えたので、今後は勉強一筋で頑張ります!」と決意を固めて卒業していった方がいました。こういった判断ができたのは、インターン生でも実際の案件に触れることができ、判断材料が豊富にあったからこそだと思います。私自身、モノリスでのインターン生活を通じて、一般企業の法務部員よりも法律事務所のパラリーガルにより強い関心を抱くようになりました。というのも、法務部員として新卒を採用している企業となるとどうしても大企業に偏ってしまい、また、採用人数も若干名というところが多いです。その点、法律事務所は規模も様々で、また「モノリスといえばIT法務」というように、より興味のある分野を選べると思うからです。このように、進路に関する解像度を高めるという点でもおすすめです。とりあえず履歴書を送ってみる、でもいいと思っています。ITや法律に少しでも興味のある方は、ぜひモノリスの門を叩いてみてください。

当事務所の求人情報

モノリス法律事務所は、学部生からロースクール生、司法試験受験後の方まで、広くインターンを募集しております。長期インターンシップも可能であり、有給です。

弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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