風評被害対策

2ちゃんねる・5ちゃんねるとコピーサイト・まとめサイトの削除

風評被害対策

2ちゃんねる・5ちゃんねるとコピーサイト・まとめサイトの削除

日本最大の匿名掲示板と言われている「2ちゃんねる」は、現在は「5ちゃんねる」に名前が変わっています。ただ、分かりにくいことに、「2ちゃんねる(2ch.sc)」という掲示板サイトも別途存在します。そして、一度5ちゃんねるに対して行われた投稿は、2ちゃんねる(2ch.sc)にも転載されます。さらに、5ちゃんねる・2ちゃんねるの書き込みが自動で転載される、いわゆる「コピーサイト」と呼ばれるサイト群も存在し、そしてまた、5ちゃんねる・2ちゃんねるで盛り上がったスレッドを手動でブログ記事のような形に成形して公開している、いわゆる「まとめサイト」と呼ばれるサイト群も存在します。

非常に分かりにくいですが、結局、

  1. 一度5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)に投稿が行われると
  2. その投稿が2ちゃんねる(2ch.sc)に自動でコピーされ
  3. いわゆるコピーサイトにも自動でコピーされ
  4. まとめサイト等にも、その投稿が転載されてしまう

ということになります。

全てのサイトの投稿を削除しないと完全解決にならない

また、一部で情報が錯綜しているようですが、上記の「コピー」や「転載」は、あくまで投稿の時点や記事ページ作成時点で行われているものであり、一度コピー・転載が行われると、大本の投稿を消しても、コピー先・転載先のページは消えません。例えば、上記の例で、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)内の投稿を削除しただけでは、2ちゃんねる(2ch.sc)やコピーサイトのページは残ったままです。

つまり、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の投稿の削除を行う場合には、これらを含めてネット上の全ての投稿を削除する必要があるわけです。また別の言い方をすれば、例えばある「まとめサイト」に問題の投稿を見つけた場合、その投稿には、大本である5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)や2ちゃんねる(2ch.sc)の投稿があるはずです。それらも消しきらないと、ネット上に問題の投稿が残ってしまう事になります。

5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)や2ちゃんねる(2ch.sc)、コピーサイト、まとめサイト等の関係と、それぞれの削除方法について解説します。

5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)と2ちゃんねる(2ch.sc)

匿名掲示板である5ちゃんねる、2ちゃんねるの違いとは?

古くからインターネットを見ていた人にとって、「2ちゃんねる」と言えば、西村博之氏が運営している匿名掲示板のことで、そのドメインは「2ch.net」でした。このサイトは1999年に開設され、2009年頃には利用人口が1100万人を超えるなど、日本最大の匿名掲示板になりました。

ただ、この「2ちゃんねる」は、現在は存在しません。2014年頃、2ちゃんねるの実質的管理権限は、西村博之氏からジム・ワトキンス氏に移転され、西村博之氏は新たに「2ちゃんねる(2ch.sc)」を開設しました。西村博之氏は、ジム・ワトキンス氏への管理権限移転を「違法な乗っ取り行為」と批判し、ジム・ワトキンス氏は最終的に、無用な紛争を避けるためとして、「2ちゃんねる(2ch.net)」の名称を「5ちゃんねる」に、そのドメインを「5ch.net」に変更しました。

この結果、

  • ジム・ワトキンス氏側は、5ちゃんねる(5ch.net)、その運営主体は「Loki Technology Inc」(フィリピン法人)
  • 西村博之氏側は、2ちゃんねる(2ch.sc)、その運営主体は「PACKET MONSTER INC,PTE.LTD」(シンガポール法人)

という状態になったのです。これらの経緯等に関しては下記記事にて詳細に解説しています。

5ちゃんねるへの投稿の2ちゃんねるへの転載

そして、2ちゃんねる(2ch.sc)は、5ちゃんねる(5ch.net)に対して投稿があった場合、その投稿を自動でコピーする仕様となっています。

2ちゃんねる(2ch.sc)のスレッドを見ると、各投稿には「ID」が振られています。そのIDが「.net」で終わるものが、5ちゃんねる(5ch.net)から自動でコピーされている投稿です。

つまり、

  • 5ちゃんねる(5ch.net)に対して投稿が行われると、その投稿は自動で2ちゃんねる(2ch.sc)にもコピーされる
  • 2ちゃんねる(2ch.sc)に対して行われる投稿もある

という構造になります。前者の場合、

  • 5ちゃんねる(5ch.net)上に存在する大本の投稿
  • 2ちゃんねる(2ch.sc)上に存在する、1がコピーされた投稿

の双方を削除する必要があります。

5ちゃんねる・2ちゃんねるの削除方法

5ちゃんねるや2ちゃんねるは、比較的削除が難しいサイトです。

  • 5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の削除はメールによる削除要請
  • 2ちゃんねる(2ch.sc)の削除は削除依頼スレッド

によって行う、というのが基本ですが、なかなか削除してくれず、弁護士に依頼して仮処分等の手段で削除すべきケースが多いものといえます。これらに関しては別記事で詳細に解説しています。

また、2ちゃんねる・5ちゃんねるには「過去ログ」というものもありますが、これに関する削除方法も、基本的に同様です。過去ログ内の書き込みの削除に関しては下記記事にて詳細に解説しています。

2ちゃんねる・5ちゃんねるのコピーサイト

さらに、インターネット上には、単に5ちゃんねる(5ch.net)・2ちゃんねる(2ch.sc)上の投稿をコピーして表示しているだけの、いわゆる「コピーサイト」と呼ばれるサイト群が存在します。代表的なところでは

  • 2ch☆Rank
  • ログ速
  • みみずん
  • モナラ
  • 2ちゃんねる勢い速報
  • おーぷん2ちゃんねる

等です。これらのサイトは、掲示板ではなく、このサイト自体に対して投稿を行うことはできませんが、掲示板である2ちゃんねる・5ちゃんねるのスレッドを自動でコピーし、表示させている訳です。

サイトによって仕様は異なりますが、5ちゃんねる(5ch.net)・2ちゃんねる(2ch.sc)に対して投稿が行われた場合、こうしたサイト上にもその「コピー」が生成されている可能性があります。また逆に、こうしたサイト上に投稿が存在した場合、大本となる投稿が5ちゃんねる(5ch.net)・2ちゃんねる(2ch.sc)上に存在していることになります。

こうしたサイトには、「元スレ」といった形で、コピー元である5ちゃんねる(5ch.net)・2ちゃんねる(2ch.sc)のスレッドへのリンクが記載されているケースが多いものと言えます。

https://www.logsoku.com/r/2ch.sc/tvd/1552886978/

これらのサイトの削除方法は、サイトによって異なります。削除要請用のフォームが用意されているサイト、管理者のメールアドレスが公開されているサイトであれば、これらの手段で管理者と交渉を行うことが可能です。また、サーバー管理者を調査し、サーバー管理者に対して送信防止措置請求といった形で削除請求を行うことができるサイトもあります。これらは、風評被害対策を手がけている弁護士が「ノウハウ」として有している情報です。

また、もちろんサイトによって運営指針は異なるのですが、一般論として言えば、これらのサイトは、単に2ちゃんねる・5ちゃんねるを自動でコピーしているだけなので、コピー元である2ちゃんねる・5ちゃんねるの投稿が削除されているか否かで、対応が変わるケースが比較的多いものといえます。つまり、

  • コピー元である2ちゃんねる・5ちゃんねるの投稿が削除されている場合→コピー元が削除されているのだから削除に応じて欲しいという要請が通りやすい
  • コピー元である2ちゃんねる・5ちゃんねるの投稿が削除されていない場合→まずコピー元である2ちゃんねる・5ちゃんねるを削除してから削除を請求して欲しい、というような対応をされやすい

ということです。もちろん、これはあくまで「傾向」の話で、各サイト毎に運営指針は異なりますが…。

また、これらの削除の場面では、裁判外交渉で削除が実現されない場合には、「仮処分」という、裁判所を用いる手続で削除を求めることとなります。これに関しては別記事で詳細に解説しています。

2ちゃんねる・5ちゃんねるのまとめサイト

2ちゃんねる・5ちゃんねるで盛り上がったスレッド等を、手動でまとめてブログ記事のような形で公開しているサイト群も存在します。これらが、いわゆる「まとめサイト」と呼ばれているサイトです。代表的なところでは

  • 痛いニュース(ノ∀`)
  • アルファルファモザイク
  • ニュー速クオリティ
  • ハムスター速報
  • 暇人\(^o^)/速報
  • VIPPERな俺

等です。

http://matome-plus.com/

これらのサイトは、見た目は掲示板(2ちゃんねる・5ちゃんねる)のように見えますが、あくまで管理者が一つ一つの記事を手動で作成しているブログ型のサイトです。ブログ形式で、2ちゃんねる・5ちゃんねるのスレッドを紹介しているサイト、ということになります。SEOが強いサイトも多く、個人名や会社名が掲載されていると、個人名・会社名検索等でGoogle検索結果の上位に表示されることも少なくありません。

これらのサイトの削除方法も、サイトによって異なります。「コピーサイト」の場合と同様、運営者・サーバー管理者に対して削除を求めるべきケースが多いと言えます。

また、これも「コピーサイト」の場合と同様、サイトによって運営指針は異なるのですが、一般論として言えば、これらのサイトは管理者が一つ一つの記事を手動で作成しているブログ型のサイトであり、運営者は、いかなる意味でも当該記事の公開について責任を持っています。コピー元である2ちゃんねる・5ちゃんねるの投稿が削除されているか否かと関係なく、削除を請求する理由に法的な正当性があるか否かで、対応が変わるケースが比較的多いものといえます。

まとめ

このように、一見すると区別しにくい、「2ちゃんねる」型のサイト・ページは、そのサイトの成り立ちや、問題の投稿がそこに表示される理由、つまり、

  • そのサイト自体に書き込まれたのか
  • 他のサイトから自動でコピーされたのか
  • 他のサイトから手動で転載されているのか

によって区別でき、削除を求める方法もそれぞれに異なります。また、繰り返しになりますが、これらのサイト群の一つ、例えばある「コピーサイト」に投稿が発見された場合、他のサイトにも同じ投稿が存在している可能性が高く、それらを消しきらない限り、ネット上に問題の投稿は残り続けてしまう事になります。

2ちゃんねる・5ちゃんねる関連のサイトの調査や削除にノウハウのある専門家でないと、被害の全貌を正しく把握し、それらを削除しきることは難しいのです。

モノリス法律事務所は、NHKドラマ「デジタル・タトゥー」の原案を務める代表弁護士の下、企業・個人の風評被害対策を多数手がけております。

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Email: kawase@monolith-law.jp

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