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講演「知らないとトラブルの元になる!? 起業初期の知的財産の落とし穴」の実施

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講演「知らないとトラブルの元になる!? 起業初期の知的財産の落とし穴」の実施

2022年12月20日、代表弁護士の河瀬季が、TOKYO創業ステーション Startup Hub Tokyo 丸の内様にて、「知らないとトラブルの元になる!? 起業初期の知的財産の落とし穴」という講演を行わせて頂きました。

TOKYO創業ステーション Startup Hub Tokyo様は、東京都の政策連携団体である(公財)東京都中小企業振興公社が運営する、創業支援をトータルで行う拠点で、いわゆるスタートアップのための支援メニューを提供されている場です。

参考:TOKYO創業ステーション

その支援の一環として、創業初期の方を対象に、「知的財産権」の概要を解説する、という講演でした。

講演では、知的財産の全体像や、各法律・権利の大まかな性質・関係性などを解説させて頂きました。「体系的に概念を聞けて参考になった」「全体を俯瞰して理解することができた」「考え方の目安を感じることができた」といった感想を頂きました。

知的財産権は、様々な法律・権利があるため、「全体像」を専門化以外が理解することが、少し難しい分野です。

ただ、起業家にとって、「全体像」を把握しておくことは、重要だと思われます。起業家にとって必要なのは、「専門的な法的判断を自分自身でできること」ではなく「専門化に相談するべきタイミングが分かること」だと考えられるからです。例えば一例を挙げれば、自分が行おうとしているビジネスが、特に著作権との関係で問題になり得るのか、特許権との関係で問題になり得るのか、商標権との関係で問題になり得るのか、といったこと自体についての判断を誤ってしまうと、

  1. 「特許権との関係で問題になるかもしれないと思い、自分で軽く調べた結果、問題になり得ないと判断した」が
  2. 「実は商標権との関係の方が重大な問題」であり
  3. それについて専門化に相談しようと思わないまま、引き返しにくい場所まで事業を進めてしまった

といった事態になりかねないからです。

モノリス法律事務所は、知財関係の案件を数多く取り扱っています。こうした法務のスペシャリストとして、起業初期の方に対して、まず「知的財産」の全体像や概要を理解して頂く、ということが、今回の講演のテーマでした。

当事務所は、こうした講演活動も積極的に行っております。

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弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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