インタビュー

サマー/ウィンタークラーク生の声:業務内容について

インタビュー

サマー/ウィンタークラーク生の声:業務内容について

モノリス法律事務所は、常時募集を行っているインターン制度に加え、夏季と冬季にサマークラークとウィンタークラークも実施しております。これらに参加いただいた方の感想を掲載させていただきます。

当事務所のサマークラークやウィンタークラークでは、大きく、

  1. 予め用意させていただいている課題として、当事務所が過去に実際に手がけた案件の疑似体験
  2. 実際に現在進行形で進行している弁護士業務の補助
  3. 代表弁護士による、法律実務等に関する講義

といったプログラムを用意しております。今回は、主に上記の1、課題に関する感想を掲載させていただきます。

…事務所側の事情、ということにはなってしまいますが、せっかくお越し頂いた方には、なるべく上記の2をお願いした方が、「生の弁護士業務」に近く、面白いのではないかとは思っています。しかし、実際問題として、サマークラークやウィンタークラークを開催している時期に、たまたま、そうした方にお願いできる部分を含む業務の依頼が来るかどうかは、どうしても、「偶然」による問題です。例えば、クライアントから依頼された契約書レビューは、多くの場合、一刻も早く回答を行うべきであり、そこに弁護士以外のメンバーを入れてしまうと、クライアントニーズに反する結果になってしまうケースが、どうしても多いのです。ただ、例えば、納期が1週間後で必要なリサーチ量の多い依頼であれば、そのリサーチの一部をサマークラークやウィンタークラークの方にお願いすることは、可能かもしれません。

そうした依頼がない場合でも、せっかくお越し頂いた以上は充実した時間になるよう、予め課題も用意しており、以下は、そうした課題に関して頂いた感想です。

メディア関係の事業に関する契約書のレビュー等について

「モノリス法律事務所のサマークラークプログラムを通じて、実際の弁護士業務に取り組む機会を得ることができました。これにより、実務において法律をどのように扱っているのかについて理解することができました。また、フィードバックを受ける機会もあり、弁護士の先生方がどのようにケースに取り組んでいるのか、どのような意識を持って業務に取り組んでいるのかを具体的に知ることができました。この経験は非常に勉強になりました。

中でも印象に残っていることは、実際に手を動かすことで、取引や事業の実態を把握するための効果的な調査を行うという方法に関する部分です。例えば、メディア事業に関する契約書等の業務においては、公開されているコンテンツの内容を確認しなければ、知的財産権に関連するリスクが見逃される可能性があることを学びました。また、実際にかかった工数を知ることで、実務におけるスピード感を理解し、非常に参考になりました。

モノリス法律事務所では、クライアントの利益を最大化するために、広い視野からソリューションを考える姿勢を感じることができました。これは自分自身も将来的に同様の仕事をしたいという強い思いを抱かせてくれました。」

YouTuber法務・VTuber法務について

「契約書のレビューやYouTuber法務を体験する機会になりました。どちらも初めての経験で、書籍を参考にしながら進めました。

契約書のレビューは初めての経験であり、弁護士からのフィードバックを通じて、予防法務について具体的な内容を学ぶことができました。新しい視点を得ることができたことは非常に有益でした。

YouTuber法務やVtuber法務にも初めて取り組んだことが印象深いです。YouTuberやVTuberと法律がどのような関わりを持っているかイメージできていなかったのですが、思った以上に企業法務の要素が強く、企業法務の知識を応用できるということを実感しましたし、最先端の法務に関する理解も深まりました。

全体的に、モノリス法律事務所は風通しの良い事務所だと感じました。また、課題は過去のモノリス法律事務所の案件に関連していたため、IT関連の法務事務所がどのような案件を扱っているかに興味があった私にとって、この経験は非常に良いものでした。」

M&Aに関する法務デューデリジェンスについて

「契約書のレビューや法務デューデリジェンスを初めて経験し、ロースクールや司法試験の勉強とは異なる難しさを実感しました。異なる選択肢の中から適切な文言を選び、その結果を予測する難しさや、ミスが重大な結果につながる可能性がある中での仕事に対するプレッシャーを一部ではありますが実際に体験することができました。

契約書のレビューやデューデリジェンスに関しては初めての経験でしたが、興味深い内容であり、フィードバックも非常に有益でした。全体として楽しく取り組むことができました。特に法務デューデリジェンスに関しては、チームで協力しながら課題に取り組み、役割を分担し議論を重ねてレポートをまとめていく作業は、実際のデューデリジェンス業務を体験しているような感覚で非常に楽しく、同時に貴重な経験となりました。また、事務所内の雰囲気も素晴らしく、先生方が楽しそうに話したり仕事に取り組む姿勢が印象的でした。

ただ、デューデリジェンスの案件で、クライアントの利益について十分な検討をしなかったため、致命的なリスクを見落としてしまいました。実際の案件であれば、クライアントに大きな損害が生じる可能性があり、悔しい思いをしました。クライアントのニーズを正しく把握する姿勢は非常に重要だと痛感しました。

特に、自分が初めて取り組む課題に対して、異なる観点から法的リスクを評価し、クライアントに適切なアドバイスを提案するために必要な資料や手法について丁寧にご指導いただきました。多くのことを学ぶ機会となりました。」

業務全体について

「特に、自分が初めて取り組む課題に対して、異なる観点から法的リスクを評価し、クライアントに適切なアドバイスを提案するために必要な資料や手法について丁寧にご指導いただきました。多くのことを学ぶ機会となりました。

契約書のレビューの際に、普段勉強している法律の知識を実際に活かすことができたときは大変喜びを感じました。それにより、今後の勉強に対するモチベーションも自然と高まりました。また、先生方やスタッフの方々と近い距離でオフィスで活動することができ、ウィンタークラーク生の活動の自由度も高かったため、まるで貴事務所で働いているかのような体験ができました。実務で扱われる貴重な経験をさせていただき、大変感謝しています。私にとってはウィンタークラークへの参加が初めての経験でしたので、新しいことばかりでとても楽しかったです。

常に課題が与えられ、暇な時間がなかったため、非常に濃密な5日間を過ごすことができました。特に、ウィンタークラーク生全員で1つのアウトプットを作成する課題に取り組んだことは、チームでの作業を通じて企業法務における仕事の進め方を疑似的に体験でき、非常に貴重な経験になりました。」

就業環境等について

就業環境等に関する感想は、別記事にて掲載させていただいております。

当事務所の求人情報

モノリス法律事務所は、インターン制度と別途、夏季と冬季に、ロースクール生や予備試験合格者を対象とし、サマークラーク・ウィンタークラーク制度も実施しております。当事務所において実際の仕事を体験し、所属弁護士・事務局と連携しながら企業法務に関する業務理解を深めていただくことを目的としています。

弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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