インタビュー

“留学生の中国人弁護士”という特別扱いではなく、本人の意思を尊重してくれる

インタビュー

“留学生の中国人弁護士”という特別扱いではなく、本人の意思を尊重してくれる

2021年11月に入所。

中国の大学で日本語と法律を専攻し、中国の弁護士資格を取得後、日本のロースクールに留学。日本語と法律という自らの強みを発揮すべく、日本で働くことを決意。4月からは、都内の大手法律事務所で勤務予定。

色眼鏡なしで、やりたいことをやらせてくれた

「中国人弁護士」「留学生」という特別枠ではなく、あくまで「モノリスでの業務に関心があるインターン生」として受け入れてくださったことがありがたかったです。

外国人弁護士というと、その国に関するクロスボーダー案件を任されるケースが多いと聞いたことがありますが、モノリスでは私が望んでいた純粋な日本の案件に触れることができました。中国と日本のそれぞれの法律は、体系は似ていますが、手続面は若干異なります。日本の裁判実務を経験させていただき、机上の勉強だけでは決して持てなかったイメージを持つことができました。

また、英語が得意であるという点にも目を付けていただき、英語の契約書のレビューなども担当させていただきました。約半年のインターン生活の中で、やりたいことはほぼ全てやらせていただきましたね。

中国人だから・留学生だからと区別することなく、私自身の希望を踏まえて仕事を振っていただけたこと、私自身を見て評価・フィードバックをいただけたことは、大きな財産になりました。

さらに、業務以外の面でも大変良くしていただき、数えきれないほどたくさんの思い出ができました。

モノリスは、年に一度、インターン生も含めた全メンバーが参加する社内イベントがあります。私の入所中は、ちょうどその時期でした。メンバー全員でクルーズ船に乗り、弁護士の先生方やメンバーの皆さんと一緒に食事したり夜景をみたりと楽しい時間を過ごしました。ほかの日には、事務所のラウンジでゲームをしたことも思い出に残っています。退所後に、また会う約束までしたほど親しくしていただきました。モノリスの皆様とは、いつかまた一緒にお仕事したいです。

困ったときのヒントは、全てシステム上にある

モノリスに入所して驚いたことの一つが、事務所全体が協力関係にあるという点です。

私が知る限り、中国の法律事務所は、チーム制で働くケースがほとんどです。それぞれのチーム間には心理的な距離があり、別のチームの案件に関わることはまずありません。

一方で、モノリスでは、所内の全員が見られるシステム上で全ての案件を管理しています。誰かの進捗が遅れ気味である場合、気付いた人が声をかけられますし、作業の人手が足りない際には、役職問わず「今力になれる人」が手を貸せる、という環境があります。

私自身、メールのドラフト作成時に言葉遣いに迷った際など、弁護士の先生方のログを度々参考にさせていただきました。難しい表現は、何度も読んで暗記しました(笑)。

このように、自分が直接関わっていない案件であってもログさえ見れば始めから追うことができるので、特に弁護士志望の方にとっては、教材の宝庫だと思っています。

インターン生の「これをやりたい」を作ってくれる環境がある

モノリスには、多種多様なインターン生がいらっしゃいます。既に司法試験に合格している方や、司法試験・予備試験に向けて勉強中の方、パラリーガル志望の方、そもそも法律を専攻しておらず全く別の業界に就職予定の方など、本当に様々です。

法律事務所という専門性の高い職場にこんなに多様な人材が集まっているのは、自分の強みを引き出してくれる先生方がいて、やりたいことをサポートしてくれる環境があるからだと思います。

法曹志望の方はもちろん、そうでない方にも、ぜひチャレンジしていただきたいです。

当事務所の求人情報

モノリス法律事務所は、学部生からロースクール生、司法試験受験後の方まで、広くインターンを募集しております。長期インターンシップも可能であり、有給です。

弁護士 河瀬 季

モノリス法律事務所 代表弁護士。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士、監査役等を務め、IT・ベンチャー・インターネット・YouTube法務などを中心に手がける。

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